日本の日射量、東北の日射量ってどうなの?
こんにちは。鶴岡、酒田で太陽光発電システムを販売施工している、ライジング(株)です。
今回のテーマは日射量に焦点を当てた内容を綴りました。
歴史の背景とともにブームの発端を探ります。
まず世界一太陽光発電の導入が進んでいる太陽光先進国はドイツである。という事は、ご存知でしょうか?ドイツでは、短期間で太陽光システムの導入率がなんと世界一になりました。それは、2004年に発足した「FIT(feed-in tar iff)」という、電力の固定価格買取制度が成功したためです。
ドイツの太陽光発電風景です。 168MW ≒ 168町歩
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FITとは、太陽光発電など再生可能エネルギーから作られた電力を、固定価格で買い取る制度です。1997年12月に京都で地球温暖化防止京都会議(COP3)が開かれましたが、そこで「京都議定書」、つまり「CO2を減らしましょうという約束と目標」がかわされました。
「京都議定書」を受けて、日本は「オール電化住宅の普及」の方向で目標を達成しました。一方ドイツは、太陽光発電システムを普及するために、FIT=電力の固定価格買取制度という対策をとったのです。
ドイツで実際にFITが始まったのは、今から10年前の2004年です。当初2004年の売電価格は、なんと買電価格の約4倍!しかもその売電価格は、20年間保証されるものです。つまり、「銀行にお金を預けるよりも高利回り」ということで、太陽光発電システムの導入率が一気にふえました。
その後もドイツでは、FITのなかに売電価格の割合を年々下げる制度をとるなど、FITを上手に継続させて大成功をおさめたのです。 FITは、スペインやオーストリア、韓国、アメリカやカナダと世界中に広まっています。
日本で現在行われている「固定買取価格制度」も、FITをお手本にしたものです。ただし、日本の普及率はまだまだこれから。下のグラフは、青の線がドイツ、赤の線が日本です。2007年時点で太陽光発電の導入は世界2位ではありますが、ドイツの半分ですね。
ところで、FITをお手本にした「固定買取価格制度」のもと、太陽光発電にぴったりのタイミングにある私たちにとって、非常に有利な情報があります。それは、「太陽光先進国であるドイツより、日本のほうが日射量が多い!」という事実です。
ドイツも、冬になると今の庄内地方同様、10時位にならないと明るくならないし、夕方5時前には暗くなってしまします。それどころか、ドイツのほうが日射時間や量が少ないのです。
「固定買取価格制度」を活用できる今、ドイツより日光にめぐまれている日本だからこそ、上手に制度を利用して太陽光発電を活用していきたいものです。
太陽光発電をご検討中の方にむけて、安心の目安のひとつとして、国全体でFITで成功しているドイツの前例をご紹介いたしました。太陽光発電システムについて詳しいご質問があれば、どうぞお気軽にお問合せください!