これだけは知っておきたい、電圧抑制の基礎知識!
こんにちは。鶴岡・酒田で太陽光発電システムを販売施工している、ライジング(株)です。
太陽光発電システムでよく耳にする、「電圧抑制」の言葉。今回の記事では、住宅用太陽光発電を中心に、「電圧抑制」について基本的な知識をご紹介させていただきます。
※画像はイメージです
「電圧抑制」って?
最初に、住宅用太陽光発電の原則的な電圧のルールをご説明します。そもそも住宅用太陽光発電で売電する場合、「発電した電力(全量買取)・発電して余った電力(余剰買取)」を、電線を通して電力会社に流すことになります。電圧も水と同じで高いところから低いところに流れますので、自宅の電圧は、電線の電圧より高くなければなりません。
パワーコンディショナーは、上記のバランスが正常に保たれるよう、常に電圧を調整する役目を持っています。具体的にいうと、売電用電力メーターの接続点で95v~107vが保たれるように、全国的に定められています。
上記の電圧バランスを守るために、パワーコンディショナーによって電圧が抑制される状態が「電圧抑制」です。「電圧抑制」されてしまうと、せっかく太陽光発電パネルで発電した売電量が減少してしまいます。
さまざまな理由で電線側の電圧が高くなりすぎたときも、パワーコンディショナーの上限を超えてしまい、一時的に売電がストップしてしまいます。
「電圧抑制」が起こるケース
電線内の電圧が高くなるケース=パワコンの上限を超えてしまい、売電がストップ
- 普段たくさん電気を使う場所において、一時的に電気の使用量が減ったとき(近所に工場が多くある場合、工場の昼休み時間帯など)
- 周囲に太陽光発電システムが多く、電気の供給過剰になったとき
住宅内の配線に問題があるケース=パワコンが必要以上に抑制してしまう
- 自宅のブレーカーとパワコンの距離が遠い
- ケーブルの太さが適切でない
その他のケース
- パワコンの異常
解決策
「電圧抑制」が「自宅のブレーカーとパワコンの距離が遠い」「ケーブルの太さが適切でない」「パワコンの異常」といった理由の場合は、しっかりした知識と技術を持った、信頼のおける施工業者をお選びになることで、未然に防ぐことができます。
つまり、不要な「電圧抑制」を避けるためには、適切なパワコンを選定し、配線まで責任を持って施工する施工業者にご依頼いただくのが一番なのです。
庄内地方ではあまり心配ありませんが、近隣が工業地帯だったり、太陽光発電システムが乱立してしまったケースに対応する場合にも、安心して相談でき一緒に解決してくれる施工業者さんとお付き合いしていくことが、一番の安全策となります。
これからますます注目の住宅用太陽光発電。もし「電圧抑制」について、さらに知りたいことやご不安な点がございましたら、ライジング(株)にどうぞご相談ください!小さなことでも、親身になってお応えさせていただきます!
お読みいただいてありがとうございました。